ADSLのこれまでとこれから
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ADSLの現在と未来
ADSLの現状と今後の行く末を探ろうとするとき、どのようなものがバロメーターになるでしょうか? 現在のADSLの契約の数などのデータを並べてみたら、ヒントをつかめるかもしれません。
- 技術の特性
- ADSLの特徴のひとつに、いっぽうの通信帯域を削ることによって、もういっぽうに、もっと大きな通信帯域を割り当てる、という非対称性があります。通常は下り(ダウンリンク)の速度が上り(アップリンク)の速度よりも高速に設定されています。これは、一般家庭などにおけるインターネットの接続状況を調べますと、Webyへのアクセスなどがメインの目的となっていることがわかるのですが、そのため、ダウンリンクデータの要領がアップリンクデータの容量よりもずっと多くなり、ダウンリンクを優先したほうが、トータルでのデータ通信速度が高速化される結果になるからです。
- ISDNより高速になる理由
- 既設のツイストペアケーブル通信線路では、アナログ固定電話による通話に多重化するために、音声周波数帯域(0.3〜0.4kHz)を避けて、もっと高くて広い周波数帯域を使用して、さらには複数の搬送波を使用したOFDMなどのデジタル変調を使用して、ADSLモデムで、誤りの検出および訂正や回線に合わせた通信速度の調整を行っています。そのような事情から、従来の電話回線用のモデムや高速で通信できるように設計されていないISDNなどよりも高速でのデータ通信ができるようになっています。
- 当初の規格
- サービスが開始されたときは、2種類の規格がありました。1つは、G.992.1(G.dmt)といいます。ダウンリンクは8Mbps(148kHz〜1104kHzの帯域を利用しています)で、アップリンクは1Mbps(26kHz〜138kHzの帯域を利用しています)で提供されていました。もう1つは、G.992.2(G.Lite)といいます。ダウンリンクは1.5Mbps(148kHz〜552kHzの帯域を利用しています)で、アップリンクは512kbps(26kHz〜138kHzの帯域を利用)で提供されていました。
