ADSLのこれまでとこれから
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通信速度や通信線路の問題点
ADSLサービスを提供する上で、通信速度や通信線路に関連した問題が持ち上がることがあります。この場を借りて、どのような問題点があるのかを見てみましょう。
- どのようなノイズが絡んでくるのか?
- 送電線・幹線道路・鉄道の架線などから放射されてくる電磁波や、中波放送(AMラジオ)やアマチュア無線などの、周波数が競合してしまう電波(専用のノイズフィルターが市販されていますから、いつどこで競合するかわかりません。この問題がクローズアップされてから、PLC通信においては、中波放送と競合する周波数帯を使用しないことが決定されました)も問題となります。ツイストペアケーブルの同一クワッドのTCM−ISDNと、ADSLの周波数帯域が重複(これは、「ISDNからのノイズ干渉」と俗に呼ばれています)する問題もあります。
- 距離やノイズの悪影響
- 線路情報開示システムにアクセスして電話番号を入力すると、電話局からの距離や回線損失などの回線の情報を知ることができます(ただし、光収容の回線を使用しているのであれば、エラーとなってしまいますが)。もっとも、「契約可能区域」ではあっても、交換局が疎になっていたりノイズが多い地点であったりすれば、通信速度は著しく低下したり、または接続さえできなくなったりすることも決してまれではないといわれています。特に、大都市圏から遠く離れた、地方には顕著な傾向です。
- 問題に対する解決策
- それでも、回線の通信速度が低下してしまう問題や、接続ができない(リンクできないということです)問題については、モデムの技術のレベルアップや各種の技術開発のおかげもあって、普及が開始された直後よりは大幅に改善されているといってよいでしょう。ADSLという技術が実用化されたことがそれほど昔のことではありません。2000年を過ぎてからのことで、通信方式としての歴史は長くないため、どうしても歳月を経て蓄積されたものがないのですが、ADSLモデムのファームウェアを最新のバージョンに入れ替えるような対策をとることで通信状況が改善されることもまだ少なくありません。
